知って得する、なぜ防波堤に魚がいるのか?その構造から図解してみた

長年釣りをしている人もびっくり、水中から見える堤防の構造は違った。防波堤を自在に歩き抜いて超過をあげる方法とは?

魚が集まる場所とは

魚が集まる場所、その条件はふたつであり、エサにありつける場所である事身を隠せる場所である事である。では、堤防のなかでは、いったいどのような魚がどのような場所に生息するのだろうか。

これらのことを考える上で重要となるのは、魚の種類によって体型が異なり、泳ぎ方が異なるということだ。下図のように魚には、その体型と泳ぐ際に使用する体の部位が決まっており、その体型から得意な泳ぎ方が決まっているのだ。

たとえば、小魚を狙って捕食するブリやマグロ、シーバスなどの魚は、「準アジ型」「アジ型」「マグロ型」などの体型をしている。これらの魚は、小魚を追うため、直線的に早く泳ぐための躯幹(く-かん)を使って力強く泳ぐような体型となっている。

魚の泳ぎ方と体型の関係(出典:形状に適した魚類の遊泳モーション生成のための仮想骨格モデル

一方で、防波堤にいる小魚はどうだろうか、彼らは、大型の魚に捕食されるのを避けるために、狙われたときにヒラヒラとターンするような泳ぎ方を得意とする。そのため、「胸びれ」や「背びれ」を使って泳ぐ性質がある。

なぜ小魚はヒラヒラと泳ぐのだろうか?

それは突進してくる闘牛から逃げるのと似ている。小魚たちはその筋力から泳ぐスピードでは叶わないとわかっている。そこで、小魚は大きな魚に狙われた時いかに上手くかわせるかが生存の鍵となる。

一般的に1度かわせば、大型の魚はその視界の狭さからももう一度追ってくる事は少ないため、安全なのである。

以上のことから、魚にはその体型から二種類の泳ぎ方があり、マグロのようにまっすぐ泳ぎきるタイプ、ヒラヒラとターンするようにその場を行ったり来たり泳ぐタイプである。

魚の泳ぎ方から考える堤防に適した最適なルアーとは?

小魚を捕食する魚は、比較的堤防内でも潮の流れが良い場所に生息する。そして、常日頃から餌となる小魚を求めて湾内の堤防付近を徘徊している。しかし彼らは、本当に小さい小魚が住む堤防の壁際スレスレを泳ぐことは少ない。なぜなら、そんなところに泳ぐ小魚を狙ってもすぐに隠れられてしまうからだ。

そのため、彼らが狙うターゲットは、堤防からある程度離れた場所を泳ぐ小魚となる。そのため、ルアー釣りにおいて、ある程度住処となるような堤防の場所から離れて、ルアーを泳がせる必要がある。

これらの事から、重要となるのは、ルアーの飛距離アクションだ。

誰もが知らなかった ルアーの飛距離と捕食者が探す餌の大きさの関係

一般に餌となる小魚は、子供であれば堤防の浅瀬にベッタリとへばりつくように生息し、成長すると堤防から遠くでも生活をするようになる。これはある程度成長すると泳ぎ方も上達し、少し離れてもすぐさま身を隠せるようになるからである。

小魚を捕食するシーバスやブリなどは、壁側にベッタリくっつく小さすぎる小魚は餌としない。なので、餌となる小魚(10cm程度)を模擬したルアーを投げる場合は、ある程度の遠くにキャストされなければならない

しかし、遠くに飛ぶからといって、重さのある大きなルアーを使ってしまうと、そもそも捕食対象から外れてしまう。また、重さのあるルアーはそのアクションが鈍くなってしまうという弱点もある。

魚の泳ぎ方から考える堤防における最適なルアーとは?

防波堤に住む小魚はひらひらと泳ぐという法則が古来から進化を続けてきた魚の泳ぎ方に現れている。これに伴い、シーバスなどの捕食魚もある程度離れたところから狙いをつけ、一気にアタックするようになった。

そして、狙いを定めて近づいた際、ヒラヒラ泳ごうものなら勢いよく軌道修正をして食らいつくのである。これがルアーのボディに物騒な針がしこんでいるにもかかわらず、引っかかってしまう理由である。

そもそも普通にスイスイ泳いでる魚をおうのであれば途中で針がついてることにも気づいてしまうのである。

これらのことから、ルアーとしての善し悪しを判断する簡単なポイントは、そのルアーのアクションがヒラヒラと泳ぐ魚をどれだけ真似れているかである。

これらのことを鑑みて、ある程度の飛距離が確保でき、アクション性も高いという点でおすすめしているのは、タイドワークスのD120Fというこちらのフローティングミノーである。

こちらは、初心者でも特別テクニックなしに、不規則なアクションが行われるタイプのものである。個人的にはルアーアクションは、不規則であればあるほど、魚が追ってきた際、ヒットすると感じている。

また、このルアーに関しては手軽に飛距離を出せるため、ルアー専用の竿でなくとも飛距離が出せるので、餌釣りに飽きたら手軽に試すことができ、重宝している。

堤防のルアーを使ってみよう!

ここまで、防波堤に住む魚の種類とその体型、泳ぎ方について述べてきた。そして、それにあったルアーも紹介したが、ルアーも数千数万と種類がある中、個人的には、D120Fが気に入っている。

ルアーはロストしてしまうものだが、上記のアマゾンで販売しているものだと2つセットなので、ひとつあたりがかなり安くお得に感じるので、ぜひ、一度使ってみてほしい!

釣具屋にいくとどうしても他のルアーも多くあり、どれがいいかわからなくなりがちなので、一度買って使ってみてほしいところである。

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