40超えたら痛風に気をつけろ。プリン体の多い魚とは?

代謝が悪くなり足腰の痛みが出だす40代以降、お金にも余裕ができ美味しいものをやっと食べれると思ったら、釣友から「痛風になった」と悲報が届きがちだが、痛風になりやすい魚とはいったい?

ちまたでよく聞く痛風がきつい理由

昨日まで元気に飲んでた同僚が突然、松葉杖!?

骨折かと思いよくよく理由を聞いてみると、「痛風」になったという場面は意外と目にする光景です。

痛風とは、前日に暴飲暴食し、次の日急に足の親ゆびのつけ根が赤く腫れて痛くなることがあります。

風が吹いても痛いということで、一般的に「痛風」と呼ばれています。足の親ゆびのつけ根以外にも、足関節、足の甲、アキレス腱のつけ根、膝関節、手関節にも激痛発作が起こることがあります[1]

痛風になる科学的なメカニズムとしては、暴飲暴食をすることで、血液中の尿酸値が上昇(高尿酸血症)し飽和溶解度を超えると、関節内に尿酸塩結晶が生じます。この尿酸の結晶が関節に沈着することで起こり、ある日突然腫れと激痛を起こします。具体的には、関節にたまった尿酸の結晶を白血球が処理する際、痛風発作(急性関節炎)が発生するとされています。

この高尿酸血症状態が長く続くと尿酸結石が腎臓に生じ、最悪腎機能が悪化して腎不全となってしまうので注意が必要です。

ちなみにこの尿酸の結晶、関節に沈着すると言われていますが、実際の形状はかなり痛々しいです..

痛風にならないためには?

上記のような痛風ですが、ならないためには次の2点が大切と言えます!

プリン体を取りすぎない食事にすること

体内で尿酸が発生する原因として、「プリン体」のとりすぎが挙げられます。食事から摂取されるプリン体は体内で最終的に尿酸に代謝されて尿酸を増大させます。そのため、肉や魚介類をたくさん食べると痛風になりやすいことが知られています。

また、アルコール飲料では、含まれるプリン体量はあまり多くはありませんが、アルコールの作用が加わって尿酸値が上昇します。

こちらの表に食品中プリン体含量(mg/100g)の一覧を載せていますが、白米100gにも25mgのプリン体が入っています。一方で、魚類には、その6倍近いプリン体(150mg前後)が入っており、注意が必要です!

なお、100gあたりのプリン体の保有量が多いのは、干物系となっています。こちらは、干物にすることで、水分が飛び、重さが軽くなるが、細胞の核の成分であるプリン体の量が減るわけではないため、相対的に高くなるという仕組みです。ニボシには、750mgとなっており、圧倒的にみえます…

肉も魚も食べれないとタンパク質が取れない…と焦ってしまいがちですが、逆に最も少ない部類でタンパク質を豊富に取れるものとしては「たまご」が挙げられます!
こちらは、プリン体の保有量がほぼ0mgなので、安心ですね。

魚類で最も多いのは、マイワシカツオでどちらも200mgを超えています。サビキ釣りでイワシを釣りすぎ、持って帰って頑張って食べた結果、痛風になったとなれば、笑い事では済ませなさそうですね><

尿酸を体から出すこと

次に、痛風にならないために重要なのは、尿酸を体に排出することになります!

ここで、血液中の尿酸値の下げ方についてよく誤解されがちなのですが、数時間で値が上下する血糖値と違って、

血清尿酸値を下げるには、2ヶ月間程度の長い期間をかけて、血液中の尿酸を排出していく必要があります。

尿酸値は、すぐになにかをしたからといって下がるというものでもないんです…

この血清尿酸値を下げるには、「有酸素運動」と「アルカリ性の食べ物の摂取」が有効とされています。

有酸素運動は、軽い散歩や運動が適切で、1日20分以上継続して実施すると効果が出やすいとされています。

ただし、筋トレなどの激しい運動を行うことは、逆効果になりうる可能性もあります。筋トレなどの無酸素運動では、筋肉が消耗し乳酸が増加するため、腎血流量の低下や尿酸の排泄機能が低下して尿酸値が上がってしまいます。

アルカリ性の食べ物の摂取が良いとされる理由は、腎臓から尿酸をたくさん排泄させるために尿をできるだけアルカリ性にすることが必要になります。 なぜなら、酸性では尿酸が溶けにくく、排泄がスムーズにいかないためです。

アルカリ性の食べ物の例としては、海藻や野菜、イモ類、キノコ類が挙げられます!釣りで魚を釣るだけでなく、海藻も買って買えるほうが良いかも知れませんね(笑)

痛風は再発しやすいのか?

治療期間中に飲み薬などで治療を行えば治ると思われがちですがすぐに尿酸値を下げれるわけではなく、痛風の発作を治すために、飲み薬で尿酸値を下げる治療と、生活習慣の見直し(プリン体の摂取量の制限アルコール制限運動習慣の見直しなど)を行う必要があります。

しかし、大抵の人は痛みがなくなったと同時に、元の(プリン体の多い)生活習慣に戻ってしまう人が多く、痛風以前の生活に戻る方は再発しやすいです。

まとめ

本日は、釣り人ならなる可能性の高い「痛風」について、まとめてみました。

プリン体を取りすぎても治療すれば大丈夫と思っていると、痛い目に会うので注意が必要ですね。「痛風」は日々の生活習慣から突然なる病気なので、これを気に会社の健康診断などで尿酸値の指標を注意深く見てみるのもいいかも知れません!

プリン体を取りすぎない食事にすること


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