ボラが跳ねてる時はシーバスは諦めろ!ボラがいると釣れない理由

釣り場でよく見るボラ、しかし彼らが跳ねている時はシーバスを釣り上げることはできない?!釣り人なら知っておきたいその見極め方とは

ボラが跳ねるのはなぜ?

そもそもボラはなぜ跳ねるのだろうか

ボラが海面を跳ねる理由は、正直な所はっきりした理由は分かっていない。ちまたで有力な説として、体についた寄生虫を落とすためと言われることが多いが、生物学的にはその理由は今だにはっきりとしていない。

また、ボラはジャンプ以外にも秋から冬の間に沖合で産卵することまで分かっているが、実は産卵場所や産卵方法などについてもはっきり分かっていない。

しかしながら、研究者のHoese (1985) はボラがなぜ跳ねるかについて興味を持ち、様々な研究を行っている。その結果、ボラの飛び跳ね行動は、水中の酸素濃度が低い時ほど、よく起こることを明らかにした[1]

しかしなぜ水中の酸素濃度が低いとよく跳ねるのだろうか。

ボラはエラの内側、のどの上部に、空気をためられる釣り鐘状の袋をもっている。ボラが身体を横倒しや仰向けにすると、この袋から空気は出ていってしまう。

ボラが水面から顔を出して泳いでいる時、のどの上部(空気袋の部分)は水面より上にあり空気が通り抜けている。ボラが跳ねるとき、身体をひねって横向きや仰向けで着水することが多い。Hoeseはこれらの観察事実から、ボラの飛び跳ね行動には、酸素の少ない状況での呼吸を補助する機能がある、と結論づけた。

ボラが跳ねるとシーバスが釣れない理由

朝マズメや夕マズメはもちろん、日中でも跳ねることの多いボラだが、シーバスなどフィッシュイーターに追われている場合などプレッシャーのかかった状況でいつものように跳ねることはまずありえない。

もちろんシーバスなどに追われ、水面に飛び出して逃げることもあるが、上記の状況で行うジャンプとは明らかに跳ね方があきらかに異なる。

また、ボラの群れ方もシーバスがついている時は群れが密集し、1匹1匹の間隔狭くなるのに対して、シーバスがボラの群れについていない時には群れが広がり、1匹1匹の間隔は広くなる。

そのため、ボラがジャンプしている状況下ではボラにプレッシャーがかかっていないことが多くシーバスが近くいないため釣れない。

仮にシーバスがいたとしても、活性が良くなく食いつきが悪いことが大いに考えられる。なぜなら、もしお腹をすかせた獰猛なシーバスが近くにいるのに、水面を跳ねて存在をアピールするような事をすれば簡単に狙われるが、それでもはね続けているという事は、シーバスは狙ってこないことが分かるからである。

シーバスとボラ
シーバスとボラ

しかし、例外もある。ベイトとなる小魚が多く集まり、ボラに目をくれることなく、ナブラが発生している場合などは、もちろん狙い目である。

ボラは海底のホコリや生物の死骸を食べている!?

ボラの餌について、餌釣りで釣れる事で有名ですが、実はそうではありません。

ボラは、非常に雑食な性格です!

餌釣りで釣れると思いきや食いつきが悪いのもそのはず、他の魚が食べない海藻なども食べてしまうので、特段お腹が空きすぎるということもない状態で海をさまよってます。

特にボラの場合は、海面を跳ねていることも多いですが、実は海底の海藻を食べていたり、
デトリタスと呼ばれる生物の死骸生物由来の有機物が細かくちぎれたホコリのようなものを吸い込んで食べることも報告されています。

ボラは出世魚?

シーバス(スズキ)が体長によって名前が変わる出世魚なので有名ですが、実はボラも出世魚にあたります。

ボラの名前は、地方によって多少異なるのですが、関東では
「ハク」→「オボコ」→「イナッコ」→「スバシリ」→「イナ」→「ボラ」→「トド」

と言う名前になっています!

ボラ出世魚、大きさと呼び名

まとめ

今回は、ボラが跳ねるときとシーバスの関係について述べてきた。

ボラの習性は明らかになっていない部分も多いが、跳ねている時にシーバスが上がりやすいかといえばそうではないことは明らかである。

ボラが跳ねてるのを場所を変えるひとつのポイントとしてみるのはいかがだろうか

引用論文

H. Dickso Hoese , Jumping mullet—the internal diving bell hypothesis

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