世間を賑わす「AI」、バズワードとなってからかなりの時間も立った気がするが、釣り業界ではどのような活用があるのだろうか。本日は、ほとんどの釣り人が知らない、釣り竿にAIを搭載した事例を紹介!
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人工知能:AI は、釣り人がどこで何回キャストしたかも把握している?
人工知能、AIと聞いて、まだまだ何かはっきりとしない人も多いだろう。
2020年に映画化された「AI崩壊」で世間でも話題になったが、釣り竿に「AI」を載せると聞いてもピンとこないそこのあなたに、本日は、釣り竿にAIを搭載した驚きの事例を紹介しよう!
本日紹介する釣り業界のAIの活用事例は、釣り竿の角度や動きの情報をセンサで計測することで、釣り竿の使用者の行動(キャストしたかや、リールを巻き上げたなど)を把握するAIデバイス:FicyLOGである。
なにができるのか、一言でいうと、、
デバイスを釣り竿に取り付けると〜
釣りをしている時の行動がすべて記録される!!!!
動画にある地図は、実際に釣りをしている時に、FicyLOGを取り付けて自動記録された釣行の情報である!
人のアイコンが釣りをしていた場所であり、
右上のアイコン部分に、その時の時刻、その時の行動(投げていた、待機、リールを巻き上げた)が表示されている。
ズバリ、上記の情報を見てわかるように、いつ、どこで、何回投げたかのかも、どれぐらい釣れずに待ちぼうけの状態だったのかも、記録もできてしまっている…
磯でずっこけて血だらけになりながらも執念と努力の末に、エギングでアオリイカを釣り上げたあの日も、
落とし込み釣りでひたすら堤防を散策し回ったが一匹もカサゴを釣り上げれずに終わった日も
青物狙いで言ったのにも関わらず、エサの豆アジが釣れずに帰った日も
記録されるわけである。嬉しい反面、苦い思い出もちゃんと記録されるw
どうやってAIは行動を把握しているのか?
上記のFicyLOG、釣り竿に取り付けるだけで、釣り人の行動を記録できるようになっているがどのような仕組みで動いているのだろうか
よくよく調べてみると、こちらの論文にも詳しく乗っていた。仕組みとしては、FicyLOGの装置の中に、加速度センサと呼ばれる動きを測定するセンサと、ジャイロセンサと呼ばれる竿の角度を測定する装置が組み込まれている。その情報を使って、AIが釣り人のその時刻の行動を予測する仕組みのようだ!
この技術は「行動認識」呼ばれる技術であり、AppleWatchなどのスマートウォッチでランニングを検知する技術と同じカテゴリのものとなっている。
FicyLOGのスペック情報を見てみると、行動を把握するための情報をデバイスで測定し、そのデバイス上で、AIの推論を行っているようなので、「エッジコンピューティング」の一種であるとも言える。釣り業界にこんな無駄に高度なテクノロジーが活用されていると思うと感慨深い..(笑)
AIにより、釣れる場所もわかるようになる!?
実は、釣れる場所もAIにより、特定されるようになりつつある。
株式会社MarkSystemTechnoのツレダスでは、シーバスの釣果情報と天候、気温、ポイントなどの情報をAIに学習させることで、釣れる場所を予想している!
ツレダスのすごいところは、これらの予測を行う機械学習システムをBigqueryやKibanaといったサービスを利用し、複合的に可視化まで未いびいていることだ。筆者の得意分野でもある少しシステム開発よりな話になってしまうが、なかなかデータを処理していくフローを見ているとデータのクリーニングなどに格闘した努力がひしひしと伝わってきた..
まとめ
本日は、釣りとAIの事例を2つほど紹介した!
アングラーズなどの釣りSNSが世の中に普及しているが、AIを使った最新技術もどんどん育っており、今後の釣り業界への適応動向に目が話せない!