須磨海釣り公園ドローン空撮で検証してみたらヤバかった、再建までの可能性はいかに!

現在は、閉鎖されている須磨海釣り公園

経営悪化などの噂はあったものの、閉鎖となって理由は地元民にしか馴染みがないことだった。次の運営再開はいつか、現在の須磨海釣り公園の状態から考察しよう。

須磨海釣り公園の閉鎖理由

兵庫県神戸市にある須磨海づり公園は、1976年、日本で初めての公立の海釣り公園として、運営を開始した。その釣り場の立地としては、沖合い500mまで伸びた第1釣台・第2釣台、高さ80㎝の安全柵が設置された第3・第4釣台の4つの釣台で構成されている。


(出典:須磨海づり公園公式ホームページ)

閉鎖した理由は、2018年8月の台風20号により、釣台までの移動のための桟橋の床や手すりや損壊したことだった。入口から約150mの辺りまではかろうじて人が歩ける状態だが、それより沖側は床の大部分が無くなり、歩いて沖側には移動できないほどの惨状となった。

実際にドローンで空から須磨海釣り公園の全体を撮影してみてわかるが、非常に深刻な被害を被っている。

復旧にかかる費用は30億円以上!?

須磨海づり公園の所有は神戸市で、維持管理は農水産課が担当している。運営は指定管理者制度をとっており、(一財)神戸農政公社が運営を行っている。

当初、災害復旧予算として4億円の予算を計上していたが、
調査を進めると施設の傷み具合は予想よりもひどく、全面改修には30億円以上の費用が必要なことが明らかになった。

1976年に作られた須磨海釣り公園の桟橋は水面から近く、波の影響を比較的受けやすい設計であった。地球温暖化等の影響から、年々潮位が上がってきていることもあり、災害の被害を防ぐためには現在の桟橋よりも水面から高い場所に桟橋を建設すべきだ、というのが設計士の見解だ。

この記事のまとめ

ドローンの空撮映像を見る限り、釣り人が来なくなって数年の時を過ごしたゆえ、かなりの廃墟となってしまっていますが、それはそれで味のある釣り場となっている。

海釣り公園の中では沖に出っ張った釣り場であり、こちらの水中映像を見る限り、かなり良い水中になっているので、絶好の釣り場を台風でなくしてしまった感は否めない…

最後に、須磨海釣り公園の空撮の様子を空撮マップにまとめたので、よければ、場所ごとの被災状態を確認してほしい

須磨海釣り公園の空撮動画マップ

アイコンをクリックして水中をチェック!(FicyTechnologyより提供)

こちらの空撮マップの作成は、株式会社FicyTechnology様より、作成のご協力を頂きましたので最後に紹介させて頂きます。

水中動画マップについてはこちらの記事にもあるのでぜひ見てみてください!

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