スズキが捕食下手な意外な理由、効果的なルアーの動かし方とは?

シーバスが捕食下手と言われるのはホントだった… 小魚をバクバグと食べるイメージだが、実は泳ぎ方や捕食方法に欠陥的な特徴がありなかなか難攻しているのはご存知だろうか。

シーバスが捕食下手な理由とは?

シーバス通にはよくある話で、捕食が下手な魚と言われています。その理由としては2つあります。

1つ目は、「速い速度で長時間泳ぎ続けるのが苦手」という点です。青物が小魚を捕食する際、スピード任せに戦っても、自慢の泳力で追いついて食べれますが、シーバスは、小魚を追いかけても大抵の場合、のがしてしまいます。

泳ぎが早い魚には特徴があり、鱗が小さい傾向があります。これは水中での水の抵抗を下げるという点で重要で、青物などのウロコを想像するとわかりやすいでしょう。一方で、スズキは比較的鱗が大きい魚で、速く泳ぎ続けることができません。その代わり、口が大きく開くように特化しています。

2つ目の理由は、「小回りの効いた泳ぎができない」という点です。こちらの記事にもまとめましたが、魚には体型によって得意な泳ぎ方があり、ひらひらとターンするように泳ぐ小魚や青物のようにまっすぐ勢いよく泳ぐのが得意な魚がいます。スズキは、この中でも小回りの効いた泳ぎが得意ではない魚であり、小魚がターンするように泳ぐと取り逃してしまいます。

参考記事:知って得する、なぜ防波堤に魚がいるのか?その構造から図解してみた

シーバスの捕食の仕方は?

シーバスの捕食が下手と言いつつ、いろいろな戦略があるのはご存知でしょうか?

  1. 突撃捕食: シーバスは高速で水中を移動し、獲物を突撃することで捕食します。これは、獲物を追いかけることなく、一気に捕らえるため、非常に効率的な方法です。
  2. 待ち伏せ捕食: シーバスは水中に潜って獲物を待ち伏せ、獲物が近づいたら突撃します。これは、獲物が稀である場合や、獲物が警戒している場合に有効な方法です。
  3. 伏兵捕食: シーバスは水面下に潜って獲物を伏せ、獲物が近づいたら突撃します。これは、魚が水面に近づいて呼吸をしている時に有効な方法です。

シーバスは、捕食するために環境や獲物に応じて、柔軟に方法を選択することができます。

スズキの喰らいつきはやる気次第?

スズキの噛みつきの強さは、主にそのやる気次第です!というと大げさですが、気分によるというのもあながち間違えではありません。スズキは、獲物を見つけると興奮し、獲物を捕らえるために全力で補食しにいきます。やる気が高ければ、非常に丸呑みにかかるということができます。

また、スズキは、環境や生息地に応じて捕食する餌の種類を変える修正があります。例えば、淡水では、虫や小型の魚、淡水甲殻類などを捕食します。海水では、小型の魚、甲殻類、エビなどを捕食します。

丸呑みと噛みつき、食べ方によって釣れやすいルアーは変わるのか?

大前提、スズキは餌に対して噛み付くというより、丸呑みをする魚になります。

というのも、スズキの歯は小さく丸呑みした後のストッパー代わりにしかなっていません。

ここで釣り人として意識したいのは、ルアーは糸で引っ張っているので、丸呑みしずらいという点です。なぜなら、丸呑みというのは周りの水塊ごと餌を吸って口に入れるからです。糸で引っ張られていると周りの水は吸い込めるものの、ルアーは糸とつながっており吸い込まれないという結果になってしまいます。。。

タダ巻でシーバスがかかったとよく耳にするのは変に素早いアクションを入れるよりも糸がちょうどいい具合にたるんで吸い込まれやすくなるというのも関係しているのかもしれませんね!

スズキの特徴

まとめ

本日は、シーバスの捕食について、まとめてみました。

よくよく見てみると、スズキの歯は鋭利な形にはなっておらず、魚に噛み付いて息の根を止めるという形ではないので、丸呑みを前提とした魚なんだなと気付かされます!

もし釣り上げることがあれば、歯やウロコなど、いろいろみてみるのもいいでしょう!

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