【安全検証】釣り人なら1度は憧れるゴムボート、どうなると沈むのかまとめてみた!

釣り人なら、”おかっぱりの釣り” よりも船で色々回りたい、そんな夢をお手頃価格で叶えてくれるゴムボート、安さと不安が釣り合わない知られざる乗り物について調査してみた!

船はしずんでもボムボートは沈まない?! 驚きの理由とは

ゴムボートに実際に試乗して、そのときにメーカーの方から聞いてびっくりしたのですが、船は沈むがゴムボートは沈まないそうです。

「えっ、沈まないってどういう事?」と思ったのですが、

これはどういうことかと言うと、ゴムボートはそもそも浮いているものであり、転覆という概念がないそうです。いわゆる船の沈没や転覆とニュースは目にしますよね。少し前に世間を騒がせた北海道の知床の遊覧船:カズワンの事件でも沈没が問題となっていました。

一方で、ゴムボートに関して言えば、空気が抜けた時に沈んでしまうと考えがちですが、底面の部分に浮く素材の板(小学校の水泳で使ったビート板みたいなもの)を使ってしまえば、基本浮いているだけのものになります。

また、側面に関しては、丈夫なものだと3気室で出来ている事が多く、1つ穴が空いても沈まず問題なく帰れるという事になります。

もちろん安物は上記のような工夫は無いく浮き輪の延長線のようなものもあるので、商品を選ぶ際には気をつける必要はあります。

船は沈没するが、ボートは浮いたまま

ボートにとって釣り針より危険な意外な○○とは

実は釣り針よりも穴が空く確率が高いものがあります。その正体は、アジの体にあるセイゴや、魚の背びれです。

というのも釣り針は、釣り人が気をつければ何とかなるものの、背びれなどは釣り上げる際に魚が暴れた時にブスっと鋭いヒレが刺さることがあるからです。

それも釣り針とは違って釣り人の意図しない方向へ不規則に動く事もあることから、気づかないうちに傷が着いてしまいどんどん記事が弱って小さな穴に繋がる事もあります…

なので、小魚でも釣り上げる際は、タモ網を使うなど、船とは違ってかなり慎重に扱う必要があります。

ゴムボートと気室の関係(JoyCraftのHPより引用)

ゴムノートはいつ穴が空くのか?

ゴムボートはメーカーの方いわく釣り人がよく買うので、釣り針などで穴があかないようにゴムの生地を何層にもして針が当たっても弾くようにしているそうです。

イメージとしては、ガラスに釣り針を引っ掛けようとしても滑るイメージですね。

ほんとかよと思いがちですが
実際、穴が空くのは側面などではなく、側面の縫い目の間に針が引っかかった時らしいです。

下の図にあるような、ボートの生地の中でも装着品などがついている部分と生地の隙間などに針を引っ掛けると穴が開きやすくなるそうです。

ゴムボートの穴の空きやすい部分

ゴムボートは手漕ぎじゃなくエンジンが一般的?!

ゴムボートを買うか検討される方の多くのゴムボートにがオールがついており、それを使って海を移動すると思われる方も多いと思います。
しかしながら、ショップに行くとわかるのですが、実際はエンジンとセットで買うことが多いみたいです。

「エンジンを付けると、船舶免許が必要なのでは?」

という疑問がでてきますが、二馬力以下のエンジンは免許不要のため、実はゴムボートに取り付けられます!

また、ガソリンもレギュラーで動くので手軽に調達できます。
エンジンに関しては、空冷水冷があり、水冷であれば海水で冷やすので手入れが必要になってしまいますので少しお高いですが、空冷のほうが良いみたいです。

まとめ

本日は、釣り人なら一度はかいたいと思う「ゴムボート」について、まとめてみました!

実際にネットで見ていると気づかないボートあるあるが現場にはあって面白いですね。
記事にする上でボートメーカーの方に色々インタビューをして実際に海に連れて行ってもらったのですが、なかなか気持ちよかったです!

エンジンの舵切りを実際にしてみて、初心者の私は全くうまく扱えなかったですが、遠くの目標をおいて、底に向かって漕ぐと良いなど色々教えてもらい、なんとか東京湾内をぐるぐると回れるようにはなりました!

イベントなどでボードメーカーが出店していることもあるため、ぜひ、一度チェックしてみてください!

ちなみにですが本日紹介したJoyCraftのゴムボートはAmazonでも取り扱っています!

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なぜ防波堤が絶好の魚の餌場(微生物の溜まり場)となるのか、徹底図解してみた!

釣り人にとって、だれしもが一度は訪れる防波堤、サビキ釣りをしたい初心者から青物狙いのプロまでなぜ堤防に魚が集まるのだろうか?実際の実験研究も踏まえてご紹介!

なぜ防波堤の壁際には魚が集まりやすいのか

防波堤に魚が集まるのには理由がある。それは、魚にとって、豊富な餌が供給される場所となっているからである。下の図を見てほしい。

防波堤が魚にとって絶好の餌場となる理由

防波堤には浮遊している環虫類、カラス貝などの幼虫が潮に流されてくることで、壁に定着する。そして、年数が立つにつれて、防波堤の壁際には、カラス貝の密集し、内側には青イソメやゴカイなどの環虫類が生息するようになり、蟹や海老などの甲殻類も住み着くようになる。

そのため、防波堤の壁際は、魚にとって絶えず餌を補給することが可能な場所となる。

ある実験では、実験用のマダイを放流し、それらを数週間に渡り、釣り上げたのち胃袋の中を調査した。その結果、防波堤付近のマダイには、環虫類や海藻などの防波堤の餌が全種類含まれており、様々な餌を捕食したことがわかった。

マダイを使用した実験の結果

しかし、沖合に逃げたマダイの胃袋は、空っぽで何も入っていなく、沖合ではかんたんに餌を得ることができず、体力を消耗してしまっていたということが報告されている。

この研究結果が面白いのは、我々が創造する以上に防波堤は、沖合に比べて比較的豊富な種類の餌を供給する場所である事を示していることだ。

本サイトでも水中動画を撮影し、投稿しているが、沖合には目立った岩礁がなく、水中にはなにもないことが多い。一方で、壁際には、貝などが目で見てわかるぐらいに繁殖していることも多く、やはり魚にとっては絶好の餌場となっている。私達、釣り人は、水中を見ることはほとんどなく、沖合に魚がいると思いがちだが、足元には絶好の餌場とそれを求めてやってくる魚が集まっているのである。

防波堤に撃ち落とされる微生物、それを求めてやってくる魚がいかに多いかを知っているか?

防波堤付近に集まった魚は、堤防の壁に付着している微生物や環虫類を捕食しているように思われがちだが、実はそれだけではない。

もっぱら、堤防に衝突した波で振り落とされた微生物を魚は捕食している。アジやイワシなどが防波堤で、大漁に釣り上げられることを知っている人は多いことだろう。しかし、それが潮の流れがあるときに、堤防にぶつかった波で振り落とされた微生物を狙って集まっている事を知っている人は少ない。

堤防に衝突した波は、次の波と衝突して、潮境を作る。この潮境によって、波で寄せられた微生物と防波堤からこぼれ落ちた微生物が集積する。したがってこの潮境が絶好の釣りポイントとなる(図のAの部分)。

潮流から考える堤防のオススメ釣りポイント

また、潮がぶつかる壁際だけがポイントではない。

図のBのポイントでは、防波堤を通過した潮流の内側に渦流が発生する。この渦流の中に、微生物が発生するので、この場所も良いポイントとなる。

潮流から考える堤防のオススメ釣りポイント(凸堤防)

防波堤の場所取りこそ重要!ただし水中はどうなっているかはわからない!

以上のように、防波堤の中でも微生物と潮流に着目し、絶好の釣り場ポイントとなる場所を紹介してきた。

しかしながら、上記の釣り場が必ず釣れるとは限らない。その理由としては、防波堤の中でも、水中の中にテトラポットが沈んでいたり、岩礁があったりで、そこが良い釣り場となりうることもあるからだ。

結局の所、水中を見てみないとわからないといえばわからないのだが、水中動画を見るにしても、Youtube等にあがっている釣りの水中動画は、どこで撮影されたのか詳細なスポットがわからないと敬遠されがちである。

そこでおすすめしたいのが、地図上でその釣り場のスポットごとの水中動画を確認することができる水中動画マップFicyMAPである。

下に表示しているのが、神奈川県の江ノ島にならぶ有名釣りスポット:城ヶ島をぐるっと水中動画を撮影し、地点ごとの動画に落とし込んだFicyMAPである。

アイコンをクリックして水中動画をチェック!(FicyTechnologyより提供)

なお、本記事に掲載している水中動画マップ:FicyMAPは、株式会社FicyTechnologyにより作成・提供されている。FicyMAPの開発者は、釣り人にとって、水中をより身近にし釣れないときこそ、水中を確認して、餌を変えるべきなのか場所を変えるべきなのかなど、より深く思考できるようにしたいという思いから、開発したツールとなっているので、ぜひホームページを確認してみてほしい!

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兵庫県神鋼ケーソン(本荘ケーソン)の水中動画を地図上にまとめてみた!

兵庫の有名釣り場神鋼ケーソン(本荘ケーソン)前、よく釣れると評判の釣り場に水中カメラでその実態を暴いた

兵庫県神鋼ケーソン(本荘ケーソン)の釣り場紹介

どうも!全国の釣り場を水中カメラを持ってめぐりにめぐっているフグ太です。

本日は、兵庫県赤石市にある、兵庫県神鋼ケーソンについてレポートしたいと思います!

兵庫県神鋼ケーソンは2つに分かれており、神戸製鋼所裏の護岸帯と、そこから南東へ約1.3km突き出た波止があります!

釣り場に行くときの注意点として、神戸製鋼所の敷地を通ることができないので渡船利用となります!

釣り場としては多人数でも十分サオ出しが可能で、地続きの波止のように混み合うこともなくのんびりとサオが出せます

西宮ケーソンの外観

水深もある程度あり、魚影は濃くクロダイや、サバなどのベイトの回遊も多いポイントです。

【FicyMAP】兵庫県神鋼ケーソンの水中動画を地図にまとめてみた!

さてさて、こちらが兵庫県神鋼ケーソンの釣り場を端から端まで水中カメラを落とし、撮影した水中動画マップ:FIcy MAPです!

Ficy MAPのアイコンをクリックするとその場の水中動画を見ることができます!
色々覗いてみてください!

アイコンをクリックして水中をチェック!(FicyTechnologyより提供)

時期ごとの釣り場で釣れる魚種の紹介

ここで、少し季節ごとの釣れる魚を紹介したいと思います。最近の釣果はこちらにも載ってます!

  • 春:キス、カレイ、イワシ、クロダイ、メバル
  • 夏:ブリ、サワラ、サバ、イワシ、シーバス、アジ、サヨリ、ボラ
  • 秋:タチウオ、ブリ、サワラ、サバ、イワシ、シーバス、
  • 冬:シーバス

Twitterでもよく釣れている投稿を見かけますね!

兵庫県神鋼ケーソンの釣り場情報

ここで、兵庫県神鋼ケーソンの釣り場情報をまとめておきます!

  • 料金:なし
  • 釣具・餌:あり
  • トイレ:あり
  • 渡し船:くさべ渡し船(リンク
  • 駐車場:くさべ渡し船専用駐車場(詳細
  • 神鋼ケーソン住所: 〒675-0137 兵庫県加古川市金沢町

まとめ

兵庫県神鋼ケーソンでの釣り、いかがだったでしょうか!
釣り場として、ベイトの回遊も多く、水深もあり小魚から青物などの大物も狙えるポイントですね!是非一度訪れて見てください!

最後に、紹介にはなりますが、Youtube の Ficy 水中動画ラボ チャンネルでは、
釣り場の詳細な地点ごとの水中動画情報を配信しているので、チャンネル登録お願いします!

動画の概要欄にも、釣り場の水中動画が見れるFicy MAPのリンクを貼っているので、
ぜひチェックしてみてください!

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【超重要】東京の釣り場の水中動画マップ:FicyMAPを一挙無料大公開!

東京都にいい釣り場ってあるのと思われがちだが、意外とシーバスなどが上がっている穴場も多い。本日はそんな東京の釣り場:8スポットの水中を撮影し地図に載せた水中動画マップを公開する!

東京の釣り場を探索したい、そこのあなた!

関東圏の中でも、東京都の釣り場をよく知っている方は少ないのではないだろうか?
いつも、神奈川や茨城県の遠方まで遠出して釣りに行くのもよいが、実は近場にも意外と釣れる穴場スポットもあるものである。

本日は、東京都の中でも、水中を撮影し、撮影地点を釣り場のスポットごとに紐付けた水中動画マップとしてまとめたものをまとめて大公開しよう!

本記事では、東京都の釣り場をリストアップし、一覧にしている。その都合で、全釣り場の水中動画を乗せると、ページの読み込みが遅くなるので、水中動画マップは各記事の中に記載している。

東京ビックサイトの近くの釣り場、水の広場公園

東京都江東区にある釣り場、シーバス狙いの釣り人がこぞって通う釣り場であり、近くにトイレや駐車場もあるスポットである。

釣り場紹介:東京都 水の広場公園

大田区の河口釣り場、東海ふ頭公園

東京都大田区にある釣り場、足場が悪いが、河口となっており、ハゼやコノシロなどの魚の通り場となっている。水中を見ていると浅場ではあるものの、魚がしっかりと泳いでいる姿が確認できた!

釣り場紹介:東京都 東海ふ頭公園

大田区の河口釣り場、京浜島つばさ公園

こちらも東京都大田区にある釣り場:京浜島つばさ公園、東京南部エリアでも、2021年11月に月間100匹以上シーバスが上がっているシーバス狙いのアングラーには外せないスポットとなっている。

東京都 京浜島つばさ公園 アイキャッチ画像

釣り場紹介:東京都 京浜島つばさ公園

週末に家族で釣り、バーベキュー、ドックランまで楽しめる釣りスポット、城南島海浜公園

城南島海浜公園は東京都大田区城南島の端に位置する海浜公園です。オートキャンプやバーベキューができるだけでなく、車椅子でも入場できるボードウォーク、砂あそびもできる釣り場になります。

水中を覗いてみると海底が砂場となっているポイントもあり、クロダイシーバスアジなど幅広く狙え、釣りに飽きれば他のレジャーも楽しめる初心者向けの釣り場になっています!

東京都 城南島海浜公園 アイキャッチ

釣り場紹介:東京都 城南島海浜公園

どっちかというとデートスポット?、中央区立石川島公園

中央区立石川島公園は釣りをする場所というよりもデートランニングコースとして愛用されていることもあり、かなり通行人が多く、釣り竿をブン回せる場所ではないです。なので、釣りをしていると肩身の狭い思いのする場所かなと思いました。

絶対におすすめできない釣り場、中央区立石川島公園

大物が狙える晴海橋公園

東京北部エリアの豊洲エリアの中でも公園の中にあるのに、妙にタナが深めの釣り場が晴海橋公園です。実際に行ってみると、チニングシーバスジギングで狙う人が多い印象でした!

水中を見てみるとなかなか殺風景な感じで魚がいるのかと思いがちですが、上層か、中層より少ししたぐらいに魚がいるのが確認できました!

釣り場紹介:東京都 晴海橋公園

レインボーブリッジの下でのんびり釣りができる穴場?! 都立芝浦南ふ頭公園

東京の中でもレインボーブリッジの下で釣りができる場所といえば、都立芝浦南ふ頭公園です。休日に朝からゆっくり釣りをするもよし、飽きたら遊歩道で散歩するのもよし、充実した休日を過ごせるスポットです。

水中動画マップやGoogleストリートビューで見てわかるように、実際に行ってみると、他の釣り場よりも少し狭いです。なので、遅い時間だと場所取りができないということも….

釣り場紹介:東京都 立芝浦南ふ頭公園

東京都の王道の釣り場:東京都 豊洲ぐるり公園

最後に紹介する釣り場は、東京都の中でも最強の釣り場だと個人的には思っている豊洲ぐるり公園です。これまで東京都の釣り場で水中動画を撮影して回ってきましたが、圧倒的に盛んが多居場所でした!

撮影した時間帯が悪かったこともあり、釣り上げている人は少ないものの、水中を覗いてみると底には確かに大物の魚影があちこちに..

釣り場紹介:豊洲ぐるり公園

まとめ

本日は、東京都の釣り場のうち、有名な8スポットについて紹介した!

水中動画マップは各記事に掲載しているが見て頂けただろうか。釣り場について、釣れないときに、今いる場所の水中がどうなっているのかぜひ確認してみてほしい!

最後に紹介になるが、本記事に掲載している水中動画マップ:FicyMAPについては、株式会社FicyTechnologyにより作成・提供されている。

FicyMAPの開発者は、釣り人にとって、水中をより身近にし、釣れないときこそ水中を確認して、餌を変えるべきなのか場所を変えるべきなのかなど、より深く思考できるようにしたいという思いから、開発したツールとなっている。

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ボラが跳ねてる時はシーバスは諦めろ!ボラがいると釣れない理由

釣り場でよく見るボラ、しかし彼らが跳ねている時はシーバスを釣り上げることはできない?!釣り人なら知っておきたいその見極め方とは

ボラが跳ねるのはなぜ?

そもそもボラはなぜ跳ねるのだろうか

ボラが海面を跳ねる理由は、正直な所はっきりした理由は分かっていない。ちまたで有力な説として、体についた寄生虫を落とすためと言われることが多いが、生物学的にはその理由は今だにはっきりとしていない。

また、ボラはジャンプ以外にも秋から冬の間に沖合で産卵することまで分かっているが、実は産卵場所や産卵方法などについてもはっきり分かっていない。

しかしながら、研究者のHoese (1985) はボラがなぜ跳ねるかについて興味を持ち、様々な研究を行っている。その結果、ボラの飛び跳ね行動は、水中の酸素濃度が低い時ほど、よく起こることを明らかにした[1]

しかしなぜ水中の酸素濃度が低いとよく跳ねるのだろうか。

ボラはエラの内側、のどの上部に、空気をためられる釣り鐘状の袋をもっている。ボラが身体を横倒しや仰向けにすると、この袋から空気は出ていってしまう。

ボラが水面から顔を出して泳いでいる時、のどの上部(空気袋の部分)は水面より上にあり空気が通り抜けている。ボラが跳ねるとき、身体をひねって横向きや仰向けで着水することが多い。Hoeseはこれらの観察事実から、ボラの飛び跳ね行動には、酸素の少ない状況での呼吸を補助する機能がある、と結論づけた。

ボラが跳ねるとシーバスが釣れない理由

朝マズメや夕マズメはもちろん、日中でも跳ねることの多いボラだが、シーバスなどフィッシュイーターに追われている場合などプレッシャーのかかった状況でいつものように跳ねることはまずありえない。

もちろんシーバスなどに追われ、水面に飛び出して逃げることもあるが、上記の状況で行うジャンプとは明らかに跳ね方があきらかに異なる。

また、ボラの群れ方もシーバスがついている時は群れが密集し、1匹1匹の間隔狭くなるのに対して、シーバスがボラの群れについていない時には群れが広がり、1匹1匹の間隔は広くなる。

そのため、ボラがジャンプしている状況下ではボラにプレッシャーがかかっていないことが多くシーバスが近くいないため釣れない。

仮にシーバスがいたとしても、活性が良くなく食いつきが悪いことが大いに考えられる。なぜなら、もしお腹をすかせた獰猛なシーバスが近くにいるのに、水面を跳ねて存在をアピールするような事をすれば簡単に狙われるが、それでもはね続けているという事は、シーバスは狙ってこないことが分かるからである。

シーバスとボラ
シーバスとボラ

しかし、例外もある。ベイトとなる小魚が多く集まり、ボラに目をくれることなく、ナブラが発生している場合などは、もちろん狙い目である。

ボラは海底のホコリや生物の死骸を食べている!?

ボラの餌について、餌釣りで釣れる事で有名ですが、実はそうではありません。

ボラは、非常に雑食な性格です!

餌釣りで釣れると思いきや食いつきが悪いのもそのはず、他の魚が食べない海藻なども食べてしまうので、特段お腹が空きすぎるということもない状態で海をさまよってます。

特にボラの場合は、海面を跳ねていることも多いですが、実は海底の海藻を食べていたり、
デトリタスと呼ばれる生物の死骸生物由来の有機物が細かくちぎれたホコリのようなものを吸い込んで食べることも報告されています。

ボラは出世魚?

シーバス(スズキ)が体長によって名前が変わる出世魚なので有名ですが、実はボラも出世魚にあたります。

ボラの名前は、地方によって多少異なるのですが、関東では
「ハク」→「オボコ」→「イナッコ」→「スバシリ」→「イナ」→「ボラ」→「トド」

と言う名前になっています!

ボラ出世魚、大きさと呼び名

まとめ

今回は、ボラが跳ねるときとシーバスの関係について述べてきた。

ボラの習性は明らかになっていない部分も多いが、跳ねている時にシーバスが上がりやすいかといえばそうではないことは明らかである。

ボラが跳ねてるのを場所を変えるひとつのポイントとしてみるのはいかがだろうか

引用論文

H. Dickso Hoese , Jumping mullet—the internal diving bell hypothesis

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青物狙い初心者が知らないとまずい潮目とその自然現象の仕組み

青物狙いの初心者が知らずに損する潮目。釣りプロにはよく知られているものの、その発生条件があることはご存知でしょうか
今回は潮目と青物の関係について徹底的に解説したいと思います!


ジギングで青物を狙いたい泳がせ釣りをしてあわよくば青物を狙いたい、そう考える人も多いですよね。

ただ青物は海を回遊しているので釣れるのは運次第だ!と思いこんでいませんか?

本記事では、青物狙いの初心者知らないと損する絶対に間違えれないポイント選びについて紹介したいと思います!

青物の回遊しやすいところとは?

ベイトと呼ばれる餌となる小魚を求めて回遊しています。
特に、海面に小魚がブワっと飛び出し海面がざわめきたっている時はそこに青物がいます!

でもそんな瞬間多くはありません。そこで必要なには、ベイトが集まりやすい場所を狙って行くことです。

ベイトが多い場所はズバリ 潮目とよばれるポイントです。Youtubeで活動する釣りプロたちもサーフであれ堤防であれ、どちらの場合も潮目を狙ってキャストしています!

青物のいる場所は海面を見たらわかる、その潮目とは

潮目に青物が集まる理由は、以下の図のようになります。
青物は、ベイトと呼ばれる小魚を狙って回遊するのですが、そもそもベイトのいる場所ってどこだ!というのがポイントになります。

そのために、まずはプランクトンの発生場所からさかのぼっていく必要があります!

潮目に青物が集まる理由(プランクトンの発生からベイトの回遊まで)


プランクトンの発生場所

プランクトンが発生するのには条件があり、日光温度栄養素となります。

プランクトンの発生条件
プランクトンの発生条件


このうち、栄養素(窒素やリン)は海底に沈んでいます。しかし海底には光が届かないので、通常はプランクトン発生しないのです!

ここでひとつの矛盾が生じます。この矛盾を解決するのが、水塊同士の違いです。

海水浴に行った時に、暖かい水と冷たい水が混ざりあってるのを感じた事はないでしょうか。

水塊に温度差や塩分濃度の差があると、そこで上から下へ水が移動することになります。その結果、海底の栄養素が上層まで引き上げられ、日光にあたりプランクトンが発生するという仕組みになっています。

なのでこの水塊の違いを見つける必要があり、これが潮目というものになります!

ただし、潮目ができていたらよいというわけでもなく、潮目ができてから、光に当たりプランクトンが発生するまで1時間程度必要と言われています。

潮目の例(深い青と水色が混じり合っているサーフ釣り場)

青物がいる証拠、ナブラとは

遭遇する確率は低いですが、青物がすぐ底にいる場所というものが、海面の状況からわかります。

ナブラと呼ばれる場所であり、潮目付近にいたベイトが青物に狙われて、海面まで小魚の群れが上がってきたときに出来るものになります!

ナブラ:海面に小魚が上がってきている場所
ナブラ:海面に小魚が上がってきている場所

ナブラはそこまで頻繁にできるものではないので、見つけたらラッキーというぐらいのものになります。

持ち忘れ注意!潮目・ナブラを見つける必需品

潮目などは、海面の光の反射などもあり、見つけるのが困難なときもあります!

特に釣れない釣り場に限って潮目がなく、そもそも見えてないだけなのか本当に潮目もなく釣れてないいないのかが分かりづらかったりします

そこでよく使われるのが、偏光機能付きのサングラスとなります!

こちら、筆者も偏光グラスの中で探しぬいて見つけたもので愛用しているのですが、
偏光グラスの中でも、釣り特化偏光率99%のシマノの偏光サングラスになっています!

潮目に対するキャスト方法

堤防などで釣りをする場合、潮目が発生する場所は、堤防の突っ張りへりで海流が変わるため出来やすいとされています。

しかしながら潮目はかなり湾曲して出来ることも多いため、狙い方にはコツがあります!

図のように、潮目がある所の線に沿って狙うほうが良いとされます!

また、青物などが回遊する方向も意識することでより

潮目を効果的に狙うキャスティング

まとめ

潮目を見つけてキャストする場所を探ってみましょう!

筆者は潮目の存在を知ってから、海についたら潮目がない場合はすぐに車で移動というふうなことをするようになり、かなり青物狙いの釣果があがるようになってきました!

潮目は時期や時間帯によっても変わるため、釣り場に着いたら探すものになるので、釣りの一つの楽しみにしてみてください!

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